愛犬のアレルギーの話をする前に、認識して頂きたいことがあります。
それは、人間も、犬も、他の動物もそうですが、生を受けた日から、食べ続けてきたものの成分で、身体が出来ていると言うことを、もう一度考えて頂きたいのです。
今食べている物、昨日食べた物、1週間前に食べた物で、身体が作り上げられているということを再認識して頂きたいのです。
今は、そのこと自体よりクスリという性急さが求められ、身体を作る食事が疎かにされ過ぎていると思うのです。本当は、一番大切なことだと思うのですが。。。
なぜかと考えますと、現代医学やクスリの目覚ましい進歩があり、国民の命が守られてきたり、病気治療に貢献してきたからだと思います。
しかし、現代医学のお医者さん達は、クスリで病気は治るものだと信じていますが、病人の数は減るどころか、増える一方で、新しい医師たちが増える以上に、患者の数が増えるスピードが早く、勤務医たちは疲弊する一方です。本当に皮肉なものです。
これは、動物病院も同じで、基本的な考え方は、現代医学を踏襲していますので、投薬治療や手術、制限食などが中心です。
また、医師達が言葉巧みに使い、患者を惑わす「この病気と一生付き合っていきましょう」などの言葉のように、医師からすると病気は治らないのを前提に、投薬治療を続け、症状をコントロールし、それで如何にも治療しているのかの様なことが続けられているのです。
一方、アメリカでは1977年にマクガバンレポートがまとめられ、日本で言う生活習慣病は、クスリでは治らないので、食事を含めた栄養補給に重点が置かれるようになっているのにも拘わらず、日本では、それをずっと無視し続け、ますます食の欧米化が進行させ、患者が増え続けているのです。
それらに加えて、薬害問題が繰り返されてきていることです。日本では、誰かが犠牲にならなければ、政治家、官僚達は、重い腰を上げないのです。
変な話が、人間も犬も、お腹が膨れるだけのジャンクフードを食べ続けさせられていると言っても過言ではない状態が続いているのです。
つまり、現代医学の発達の陰に隠れてしまい、日本では一番大切な食事や栄養補給が、ないがしろにされてきたということなのです。
しかも、人間に飼育されている動物たちは、皮肉なことに、人間と同じ病気を患い、苦しんでいるのです。ワンちゃんも、アレルギー、アトピーになるし、がん、糖尿病、心臓病も急増しています。
だからこそ、まず口から入る食事を正してあげることが、一番大切になってくると思うのです。プラス、アレルギー症状の酷いワンちゃんには、免疫器官を司っている腸の働きを活発にする為に、乳酸菌を摂ったり、代謝力をアップさせる為に、様々な働きをするミネラル分を摂らせてあげることが大事になってくるのです。
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